新型コロナウイルスの中で、最も危険な考え方とは?

名古屋・岐阜のコピーライターの小澤です。

もし、あなたが億単位の借金を抱えたら、どうしますか? 私なら、何をどうしていいかわからず、呆然と立ち尽くすしかないと思います。最終的には、たぶん自滅してしまうだろうな…。

実はNHKで偶然、とても興味深い番組を見ました。その番組名が、『逆転人生 「中小企業を支える 借金地獄サバイバー」』です。この番組では、両親に請われて保証人になったのをきっけかに借金地獄に陥った吉川博文さんをゲストに話しが進みました。

吉川博文さんは、ヤミ金などからも借り、合計7千万円以上になったと言います。自殺も頭をよぎるほど追い込まれたものの、死に物狂いで金策に東奔西走した結果、無事に完済したそうです。

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苦境に立ったときの危険な考え方とは?

そうした吉川博文さんの語りの中で、とても印象的な言葉がありました。それは、借金が増えると自らを追いつめ、自滅してしまう人も多いということです。

ああ、なるほど。確かに、多額の借金を抱えた時、「こんな状況にしたのは、あのときの判断が間違っていた私のせいだ」と自分を責めてしまう。金策に走るものの最終的には疲れ果てて、もうダメだと自滅してしまう…。

辛い状況下になったら、きっと私も同じ道をたどる気がします。

新型コロナウイルスが蔓延する今。状況は同じかもしれない…。

この番組を見て思ったのは、新型コロナの状況下でも同じことが言えるのではないかってことです。

もちろん多額の借金を抱えている訳ではありません。しかし、新型コロナで事業が立ち行かない、見通しが立たない。これは借金を抱えた時と同様です。

時間が経てば経つほどに、不安ばかりが蓄積されていく。そして、じわじわと心身ともに消耗していきます。極端なケースとして、考えが悪い方向へ進んでもおかしくはないでしょう。

「あきらめるな」なんて、精神論だけでは力不足です。現実的な見通しがないことには、自分を納得させることができません。手段が見つからないから失望する訳ですから。

かろうじて特別定額給付金や持続化給付金、拡大防止協力金など、政府・地方自治体からの支給があります。しかし、それは目先のことでしかすぎません。多くの事業者にとって、課題は山積したままです。

今、何を意識すればいいのか。

こうした厳しい状況下で、一体どうすればいいのだろう。やはり借金を背負ってしまった場合と同様に、「自滅しない」ことがポイントではないか。そう思った次第です。

一見、八方ふさがりのように見える状況でも、何らか打開策があるものです。しかし、自ら思考停止してしまったら、それすら見つけ出すことができません。それこそ自滅への道を歩むことになります。

あ、「自滅する」を強調しすぎましたね。私はただ、ムリしてもいいから、こうゆう時だからこそ「柔軟な目線」を持たないといけないのかも、と自分に向けて思った次第です。

ダメだ、ダメだ。もう終わりだ。そう思うこと自体が「本当の終わり」です。私の身近にいる事業者たちは「新しい何か」を求め、たくましく生き抜こうとしています。それに負けないよう、私も次の一手を打っていこうと行動している最中です。

新型コロナにおける見通しが立っていないですが、あなたはどのような行動をしていきますか? この状況下に押しつぶされず、みんなで新しいステージに立てるといいですね。

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