表現力は、85歳の母に鍛えられている。

名古屋・岐阜のコピーライターの小澤です。

私には85歳の母がいます。足腰が少し痛いなど、歳相応の問題を抱えていますが、いたって健康そのもの。カラオケ好きで、人と話をするのが好き。そのせいなのか認知症なんて、無関係って感じの人です。

実は、そんな母との会話が、私の「ヒアリング」「伝え方」を鍛える練習になっています。なぜかといえば、母の話しは、つねに「飛んでばかり」の内容だから。

実は彼女、年齢に関係なく、もともと話しが飛躍する傾向がありまして。(笑) よく聞かないと、何を話ししているのか、さっぱりわからないときもあります。そこで私は、

・誰が何をしたのか
・母がどう思ったのか
・何を聞いてほしいのか

丁寧に質問しながら聞くようにしているんですね。話しが見えてくれば、とのように話しを返したらいいか等も、だいたいわかってくるという感じです。

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粘り強く質問をしていけば、核心につながる。

コピーライターという職業柄、話しを聞きながら「引き出す」ことが自然にやってしまいます。私自身は、訓練している気持ちで、話しを聞いているつもりはありませんけどね。ただ、こうして母のことを聞きながら、実はとても良い「ヒアリングの訓練」になるなって。

私のお仕事では取材やヒアリングし付き物です。ときにはクライアントである社長さんとお話をすることもあります。

みんながみんな話し上手ではありません。または、「よく話すけれど、何がいいたいのかよくわからない方」もいらっしゃいます。まさに私の母と同じです。(笑)

でも、粘り強く質問をしていけば、核心につながっていくものです。

意識すれば、伝え方も鍛えられる。

さらに、もう一点の「伝え方」についても、母は私を鍛えてくれます。上記のように話しを聞いた中で、何らか答える必要もでてきます。たとえば、最近だとコロナについての質問です。

そうしたとき、どう答えたらいいのか、悩ましいことでもあります。私は学者でもないし、新聞記者でもありません。コロナについて確かな返事ができるものでもありません。仮にある程度の話しができたとしても、高齢者に難しい話をしても伝わりません。

そこで高齢者でもわかるよう、かみくだいて話しをする。さらに、母が「知りたいレベル」で答えるようにしています。

もちろん、適当に返事をすることもできます。まあ、そこも職業柄、どのように話しをしたら、(高齢者レベルで)ちゃんと伝わるのか。納得してもらえるのか。ついついマジメにやってしまいます。

まあ、おかけで「伝え方」の訓練になっているのかなって (大げさか…笑)。

誰にでも必要なスキル。

さて、私は職業柄、無意識に「聞く」「伝える」ことに意識しています。でも、これって誰にでも必要なスキルだと思うのですね。

たとえばブログなら、「わかりやすく伝えるか」は大切なことです。だから、普段から「どう話したら、伝わるのか」を意識してはいかがでしょうか。

私のように相手が高齢者だったり、場合によっては子ども相手だったら、よりよい訓練になるかもしれません。さらに「ちゃんと伝える」ことができたら、次は「(こちら側の)気持ちをかわってもらう」とか「相手の心を動かす」ことを意識すると、レベルを上げられることもできそうです。

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