名古屋・岐阜のコピーライターの小澤です。
価格も手ごろ、品質がすごくいい。それなのに売れない。一方で、品質はそこそこで、割と高めの価格。それなのに、売れている。どうして、こんな現象が起こるのでしょうか。
売り方、宣伝の方法、いろんな原因がある中で、一つ考えられるのは、「魅力が伝わっていない」ことがあげられます。(あくまで広告に関わってきたコピーライターとして意見ですが…)
そもそも魅力が伝わらないのですから、売れるはずがありません。いやいや、ちゃんと魅力を伝えてるぞ。そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
では、どのように魅力を伝えているのか。よくよく見てみると、単なる「どんな性能を備えているか」など「何ができるのか」しか書いてないケースがあります。
加えて、伝えたいことがゴチャゴチャになってたりする。最悪なのが「何がどのようにいいのか」が、わからない文章になっているケースも見られます。
どんなに良い商品でも「わかりにくい文章」であれば、魅力が伝わる訳はありません。とても単純な話です。
「わかりやすく書く」重要性とは
そこで売るための文章として、「魅力」を伝えるだけでなく、「わかりやすく書く」ことも意識したいところです。では、どのように「魅力をわかりやすく」書いたらいいのでしょうか。ポイントを3つほど列記してみました。以下の通りです。
●その1 優先順位をつける。
伝える場合、読み手はあなたのことを何も知りません。一度にあれこれ書いても、混乱してしまいます。
そこでまず、何を言いたいのか整理をする。この場合、魅力だけでなく、伝えるべきことすべてです。そのうえで先に伝えるべきものなど、優先順位をつけて告知していきましょう。たとえば、以下のような感じです。
1.商品により得られる効果
2.その根拠についての解説
3.具体的な商品の特徴
●その2 具体的に書く。
この商材は、すばらしい。そんな漠然とした表現では伝わりません。どのように効果があるのか、具体的な効果について書きましょう。その場合、単なる「何ができる」といった性能に合わせて、「何が得られるか」をちゃんと書くことです。
また、ざっくりとした形容詞で表現しないこと。たとえば、
(ざっくり表現) →「上質なおいしいケーキ」
(具体的な表現) →「ふんわり~口どけ滑らか! レアチーズケーキ」
このように具体的な美味しさ(得られるもの)について書きましょう。
●その3 小学5年生にもわかるよう書く。
何が書いてあるのか、いちいち考えないと理解できない。もしくは、「これって、どういう意味なんだろ」と思わせるようでは、webページなら、離脱されてしまいます。
そこで意識したいのが、「小学5年生にもわかるよう書く」ということです。
読み手は専門家ではない可能性があります。だからこそ、専門用語などは控えめにして、平易な言葉で書きましょうということです。
なお、「小学5年生にもわかるよう書く」ことは、幼稚な文章にすることではありません。趣旨やロジックがしっかりして、本来の意味がちゃんと伝わる文章のことですから。
最後に。
わかりやすく書くことは、文章の上手・下手とは関係ありません。誰にでもできることです。ただし、「わかりやすく書く」ことを意識しないと、いつまでも読まれない可能性が高くなります。結果、モノが売れなくなります。
自分の商品に自信があるのなら、伝え方で損をしないよう心がけたいものですね。