名古屋・岐阜のコピーライターの小澤です。
ブログやホームページ、パンフレットなどで自社をアピールする場合、はまってしまう「落とし穴」があることをご存知でしたか?
この「落とし穴」は、とてもやっかいです。なぜなら、本人が気づかない間にはまってしまうから。
もし、本人が「落とし穴の中にいる」ことに気づけば、脱出する方法を見つけられます。しかし、気づかないままだと、いつまでも穴の中。だから、とてもやっかいなのです。
では、その落とし穴とは何でしょうか? それは「アピール不足」という落とし穴です。
もし、アピール不足だと極端な話、「集客できない」「申込みがない」という結果になりかねません。重要な事柄なので、ちゃんと意識したいところです。
アピール不足の原因。
なぜ、アピール不足になるでしょうか。その原因の一つとして、ご自身が行っているサービス内容が、「当たり前のこと」だと思っていることにあります。もっと説明するなら、
「このレベルは、仕事(サービス)としては当り前。だから書くまでもない」
「大したことないから、書かなくてもいい」
そう思うため、ブログやホームページにも書かない。もしくは、「業界では当たり前。だから書かない」ケースもあります。
しかし、「当たり前」のことも、書かないと伝わりません。たとえ業界で当たり前のことでも、読み手は業界のことは知らないことがほとんどです。ちゃんと書いて、伝えることをおすすめします。
もしかしたら、それは「強み」かもしれない。
「当たり前」のことでも、書いてほしいのには理由があります。実は「当たり前」の中に、「強み」が隠れているケースがあるからです。
自社にとって「当たり前」のことが、他人からすれば「すごいこと」に見える。もくしは、会社の「こだわり」に見えたり、「らしさ」を感じさせることもあり得ます。当り前のことを書くことは、ちゃんとしたアピールにつながる可能性を秘めています。
余談ですが、「当たり前」のことを書かない(自慢しない)事業者は、モノづくりに真摯な方で、真面目だったり、控えめなタイプの方が多い気がします。あくまで私が一緒に仕事した方々に関してですが。彼らは、
「自社の提供するサービスは、まだまだのレベルだ」とか。
「いやいや、こんなレベルなんて他もやってますから」とか。
そんな言葉を口にしますが、実際に聞いてみると、ものすごいこだわっていたり、高いクオリティだったりします。
だからこそ、「よい品質のものを提供しているのに、もったいない」、「その当り前に思っていることをアピールしなきゃ」とも思うのです。
話しがそれました。もとに戻しましょう。
ご自身がサービスに対しての「当たり前」は、ちゃんとアピールすること。そのうえでお客様の反応・反響を見ながら、「強み」の一つとして加えていけば良いと思います。
仮に提供しているサービスレベルが、「業界で当たり前」だったとします。それでも書いておくことで、「業界レベルのことは、ちゃんとやっている」とのPRになります。もし、他社が書いていなければ、儲けものです(笑)
最後に。
自社のサービスを「当たり前だから」と思ったとしても、まず書いてアピールすることです。ある程度の情報量がないと、読み手も判断できませんから。書けることは、何でも書いてアピールしましょう。
合わせて「説明不足」にも気を付けること。せっかく書くのであれば、ちゃんと説明(解説)してあげれば、より深い理解や興味をうながすことができます。
「当たり前」に思っていることも、「当たり前」に書くこと。つねに心がけることで、集客や申込みに弾みをつれられるかもしれません。ぜひトライしてみましょう!!