名古屋・岐阜のコピーライター小澤です。
工務店・建築会社にとって、喉から手がでるくらいほしいのが「今すぐ客」。しかし、「今すぐ客」の獲得は、ハードルが高いのも事実です。苦戦するくらいなら、「今すぐ客」ではなく「そのうち客」を集め、育成していくことをお考えになってはいかがでしょうか。
「そのうち客」を集め、育成していく方法はいろいろあります。今回は、そのうちの一つの手段として「メールマガジン」をご紹介しましょう。
メルマガのメリット・デメリットとは
なぜ、メルマガが「そのうち客」の育成に役立つのでしょうか。その理由を語る前に、メルマガの特性について、おさらいしておきたいと思います。
メルマガのメリット
・読み手の時間を気にせず、発行ができる。
・チラシなどの印刷物と比べて、低予算で運営できる。
・多くのリスト先に、一気に送れる。
・ホームページやブログへの連動がしやすい。
・読み手から自主的に登録している場合、DM、テレマーケティングより、高いレスポンスが期待できる。
メルマガのデメリット
・開封されるか否かは、相手次第。
・相手の承諾を得ていなく一方的に送った場合、開封されにくい。
・発信媒体が、パソコン、スマホに限られる。
・コンテンツ(記事)を作成するのに手間がかかる。
メルマガの種類
・定期メール
登録された読者に対して、定期的にメールマガジンを配信するメール。
・ステップメール
一定期間、配信のスケジュールにのっとり、自動的に「連続」して配信するメール。
・ダイレクトメール
配信リストの中から、特定のターゲットに向けて配信するメール。
・休眠客向けメール
以前はつながっていたけれど、現在は疎遠になっているターゲットに向けて、再度つながるために配信するメール。
上記の中で、よく活用されるのが「ステップメール」&「定期メール」です。活用方法として、たとえば現地見学会へ誘導したいとします。通常なら、いきなり現地見学会へ来てといってもこないですよね。そこでステップメールにて、段階的に育成しながら、最終的に行動へと促していきます。
「ステップメール」の具体的なステップ例
第一ステップ
自社が実施している見学会とは、どんな内容かを伝えます。このとき「売り込みや勧誘は一切ない」ことを書き添えるといいでしょう。さらに過去の見学会の様子を伝えます。(過去の見学会で、にぎわった様子が掲載されているホームページのURLを載せておくと、より効果的です)
第二ステップ
見学会へ行くメリット、行かないデメリットを伝えます。ここでも過去の見学会の様子を伝えます。(過去の見学会で、にぎわった様子が掲載されているホームページのURLを載せておくと、より効果的です)
第三ステップ
見学会に行くことで、本、ネットにはない「家づくりの情報」が得られること。または、本、ネットでは分からないことが、現地で体験することで理解できることを伝えます。実際に見て、聞いて、確かめることが大切であると感じさせる内容にします。
第四ステップ
最後のメールで、これまでのまとめを書きます。そのうえで、見学会は限定イベントであり、「二度とないチャンス、行かないと損である」と行動を促します。
最後に
仮に上記の「ステップメール」にて来場しなかったとしても、その後も「定期メール」を送り、つながりを持ち続ければ、違う物件の案内もできます。また、「定期メール」にて、家づくりについてのノウハウを提供しながら、「そのうち客」を育てあげることもできます。
「メルマガ」の特性を知れば、「そのうち客」を育成できるばかりか、「あなたにお願いしたい」とファンづくりに貢献できる媒体です。即行性のあるものではありませんが、お客様と手堅くつながる方法の一つです。この機会に、導入を検討されてはいかがでしょうか。