名古屋・岐阜のコピーライター小澤です。
今回は、ホームページはもちろん、ブログやSNSなどで発信していく際に役立つ「ライティングの基本中の基本」をお伝えします。ぜひ参考になさってください。
その1 一文は、30~40文字程度に。
人が短い時間で覚えられる時間は、3秒しか記憶に残らないそうです。だから一文が長くなると、はじめに書いてあることを忘れてしまいます。できるだけ一文は短くした方が良いといえます。1秒に読むことができるのは10から13字程度。そうなると3秒なら30字から40字になるので、一文の目安にしたいところです。
その2 一文に言いたいことは一つだけ。
一つの文章に言いたいことを詰め込むのも要注意。「また」「さらに」「そして」などで文をつなげばつなぐほど、言いたいことが散漫にもなります。そう考えると、一文には言いたいことは一つだけが理想です。
その3 言葉の整理をする。
読みやすい文章には、言葉の整理も必要です。同じ意味を持つ言葉があれば、思い切って削りましょう。
例
毎週火・水曜日の2日間は、特別価格でご奉仕します。
毎週火・水曜日は、特別価格でご奉仕します。
どうしても2日間も言いたいなら、次の文章で伝えるのも方法です。
毎週火・水曜日は、特別価格でご奉仕します。
この2日間だけのチャンス、お見逃しなく!
その4 「 」(カッコ)を使って見やすくする。
文章をそのまま書いた場合、変化がありません。そこで文中の中で特別な意味を持つ言葉があれば、「 」(カッコ)等を使って、強調させましょう。
例
× この肌着は、ふんわりやわらかなのが特徴です。
〇 この肌着は、「ふんわり「やわらか」なのが特徴です。
この他、カタカナに変えるのも方法の一つです。
例
× 術後30分後には、はっきりとした成果がでるでしょう。
〇 術後30分後には、ハッキリとした成果がでるでしょう。
その5 文章の語尾を同じにしない。
文章の語尾がすべて「です」「ます」の連続だと、文章に変化がなく、単調になってしまいます。読み手のことを考え、できるだけ変化をつけましょう。
その6 漢字は、やさしい言葉に置き換える
漢字を使いすぎると、どうしても堅い印象を与えてしまいます。できる限り「やさしい言葉」に変えることがオススメです。
× A商品を使用すると、かかとの硬化した角質が軟化します。
〇 A商品を使うと、かかとの堅くなった角質が柔らかくなります。
その7 英語・カタカナは、ほどほどに。
× 当社は、ダイバーシティを重視するだけでなく、ワークシェアリングの遂行やスタッフのモチベーション管理にも注力しています。
〇 当社は、各社員に個人差があることを重視するだけでなく、業務分担を進め、スタッフのやる気をおこさせるよう、指導をしています。
今回は7つのポイントをご紹介しました。正直、そんなにむずかしいことは書いていません。それに文章ノウハウの本を読めば書いてあることです。一番のポイントは、ちゃんと実行しているかどうかってこと。
スイスイ読ませる文章力を書くためにも、つねに意識する必要があるんですね。コピーライターである私は、つねに仕事で意識しています。そうすると、自然と意識できるようになります。ぜひ、皆さんもがんばってみてください。